十種ヶ峰山しゃくやく自生地への登山道整備
本日、阿東徳佐神角集落の農業法人「神友会」の呼びかけにより
昨年夏の豪雨災害で被害に遭った山しゃくやく自生地へ登る登山道の
整備が行われました。
山口山岳会の皆さんが各地域より50名以上も参加されました!!
微力ながら観光協会も参加いたしました!!
まずは、登山道入り口にある生木地蔵に、本日の作業の無事を祈り、
手に鍬やスコップ等を持ち、いざ登山道整備へ!!
途中の林道脇もこの通り激しく崩れています。
当初は、土砂が道をふさいでしまっていたのを、
神友会の皆さんが、機械や手作業で通れるように
してくださいました。
林道を抜け、沢へ到着。ここも山肌が崩落したところが多くあります。
途中危険な箇所は、ロープを張ったり、倒木や岩をどかしたり、
スコップで道作りをしたり、登りながら整地をします。
急な崖を登りながらの作業なので、登るだけでも体力を消耗します。
山岳会の皆さんは、山登りにも大変慣れている上、とにかく
山の事をよくご存知なので、復旧作業もお手のものです!!
本来はほとんど水の流れない沢ですが、この日は前日の雨で
水がじゃんじゃん流れて、ちょっとした滝がいくつもできていました。
山しゃくやくの自生地近くになると、一気に雪が増えてきました!!
よく見ると雪の中から、山しゃくやくの新芽が顔を出していました!!
荒れてしまったところもありますが、今年もきっと、
元気に花を咲かせてくれることでしょう♪
ちょうどお昼になった頃、一行を追って神友会の方が、なんと!
お弁当を背負って到着されました!!!!
なななんと!!その中に、地域おこし協力隊の平山さんの姿が!!!!
たくさんのお弁当を、懐かしの“背負子”で担ぎ、
この険しい山道を登って来られました!!!!!
お疲れ様です――――!!
神友会の皆さんも「平山さんが居ってくれて助かったいーね!」と、
大変感謝しておられました(^^)/
“背負子”はこんな風に、木でできたものなので、
これ自体がなかなかの重さ!!平山さん大活躍!!
平山さんらが大変な思いをして届けてくれたお弁当は、
神友会のお母さん方が朝早くからこしらえてくださった
愛情いっぱいの手作り弁当!!
おむすびも、白むすびに梅干入り、ワカメむすび、そしてお寿司!!
おかずは、神角集落で採れた新鮮な野菜をふんだんに使った
煮物や、お浸し、卵焼きなど至れり尽くせりの美味しいお弁当に、
参加者の皆さんも驚きと喜びで、しばし疲れを忘れていらっしゃいました♪
お弁当をいただいた後は、作業再開!!
山しゃくやく自生地を守る為、通路の両脇に造られていた杭とロープは
見事に流されて崩れていました・・・。
杭を打ちなおしたりすることからのスタート!!
本日の作業を終え、下山すると、神友会のお母さん方が
お茶とお菓子を用意をし、待っていてくださいました!!
皆さんお母さんたちに「お弁当美味しかった~!」と感謝されていました!
神角のお母さん方も参加者の皆さんとの交流を楽しんでいらっしゃいました♪
足元の悪い中の登山道整備お疲れ様でした。
参加者の皆さんのお陰で、なんとか山しゃくやくの自生地まで
登れるようになりました!!
ですが、想像以上に崩れていて、以前より危険な登山道になりました。
以前は、登山道の崩れ防止及び、登山道の混雑を防ぐ為、
山しゃくやくのシーズン中は、できるだけ逆走せずに
十種ヶ峰山頂へ上がり、神角ルートへ降りるようにということでしたが、
災害後は、更にルートが険しくなり危険が伴うので、逆走はおすすめできません。
雪が消え、山しゃくやくのつぼみがつく頃には、
また状況をお知らせいたしますので、乞うご期待!!
登山道横のいくつかある砂防堰堤には、山から莫大な量の土砂が流れついています。
これだけ大量の土砂をせき止めている、この砂防堰堤がなかったら、
神角集落はどうなっていたでしょう・・・。
大昔に造られたものも多いそうですが、昔の人の知恵によって
守られているのだと痛感いたしました。
十種ヶ峰の春ももうそこまで来ています♪
山しゃくやくのシーズンが楽しみです(^^)
この日、中心になって登山道整備をされた山口山岳会さんのブログはこちら!!
皆さんお疲れさまでした!!