☆地福のトイトイに同行させていただきました!
昨夜の1月14日は国が指定した重要無形民俗文化財「地福のトイトイ」の日。
先日の1月11日、初めてトイトイの「ワラウマ」を作った、村上 航(わたる)さん・聡美(さとみ)さんご夫妻。昊(そら)くん、穂(みのり)ちゃん、櫂(かい)くんの村上さまご家族に同行させていただきました。
すでに何件か回った村上さんご一家。
お盆を持つ昊くんと「ワラウマ」を持つ穂ちゃん、お菓子のことを考えると寒い夜もニコニコの笑顔で町内を行進です。
取材班同行で最初にお伺いしたのは「地福といとい保存会」の原田 郁夫 会長宅。
櫂くんも何が起きるのかドキドキの「地福のトイトイ」の夜。
玄関に「トイトイ」が乗ったお盆を置いて、元気な声で「とーいとーーい」と叫びます。
いつもは閑静な地福の夜に、こどもたちの声が響きます。
叫んだ後は、猛ダッシュで物陰に隠れるこどもたち。
昔は、「とーいとーーい」と叫んだ後に、そのお宅の方が出てきて、こどもを見つけたら、水をかけるという風習もあった「地福のトイトイ」。
今では水をかけることも無くなりましたが、家主や家の方々から水をかけられないように隠れるというポイントはそのまま残っています。
原田さんから「ごうろうさま」と声をかけられ、「ありがとうございました」と元気に答えるこどもたち。
こうやって何件も地福のお宅を回ります。
大好きなお菓子のため、次から次へとお宅訪問。
ご両親も一緒に同行し、車を回したりと、とっても忙しい夜となりました。
玄関に「ワラウマ」を置き、「とーいとーーい」と叫ぶ。
そして隠れて、お菓子が出るのを待つ。
お菓子を手に入れたら「ありがとうございました」と元気いっぱいのこどもたち。
いっぱい歩いて、ご近所さんに会って、笑顔の生まれる行事「地福のトイトイ」。
あるお宅では玄関に「水の入ったバケツ」が。
こどもたちもドキドキしながら「トイトイ」を置いて、物陰に隠れます。
中からお菓子を持って出てこられた奥様登場で、緊張感もほぐれました。
こうやって、まだまだ続く「地福のトイトイ」の夜。
こどもたちも、夜遅くのお散歩とたくさんのお菓子に大満足の一夜です。
今年も玄関に置かれた「ワラウマ」が、この1年の無病息災と五穀豊穣を祈願です。
そしてこどもたちは、また来年の「地福のトイトイ」を楽しみにされています。