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☆「地福のトイトイ」に使用される「ワラウマ」作りが行われました。

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2016年1月11日、阿東地福の桜の里集会所にて、国が指定した重要無形民俗文化財「地福のトイトイ」に使用される、藁(わら)で作った馬「ワラウマ」の製作が行われました。

1月14日夜、子どもたちが集落の家々を1軒ずつまわり、持参したワラウマと供物とを交換し、家内安全や無病息災、五穀豊穣などを祈
願する小正月の行事「地福のトイトイ」。
その行事の必須アイテム「ワラウマ」の作り方講習会の開催です。

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この日のために用意された、きれいな藁が、今から「ワラウマ」に変身です。

まずは「ワラウマ」の左右の耳と上下のあごのパーツを編むことから始まります。(舌を作る場合もあります)

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「地福といとい保存会」の原田 郁夫 会長が、開始前に編み方教室を開催。

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あっという間に、4つのうちのパーツの1つが完成です。

地福からは村上 航(わたる)さん・聡美(さとみ)さんご夫妻。
お子さんの昊(そら)くん、穂(みのり)ちゃん、櫂(かい)くんのご一家も「ワラウマ作り」に初参加です。

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慣れれば簡単という作業も、初めての村上さんご家族も最初は四苦八苦のご様子でした。

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でも時間が経てばコツも覚えて、上手に4つのパーツを組み上げていきます。
そして脚、たてがみ、胴体そして尾と少しずつ完成していく「ワラウマ」です。

分からない部分は、慣れた方から手ほどきを受け、だんだん形になってきます。
他の手馴れた方から初めての方も、時間を忘れて「ワラウマ」作りに集中です。

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初めて参加した村上さんご家族も、完成品を披露してくださいました。
そしてお昼には、こどもたちが大好きなカレーライスも登場です。

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楽しく作って、美味しく食べる「ワラウマ」の作りに、こどもたちも大満足のご様子でした。

午後からも最後の仕上げにかかる参加者の方々。

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続々と完成した「ワラウマ」が、床の間に登場です。

最後はみんなで記念写真。

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みなさん、得意げに作った「ワラウマ」を手にしながら笑顔の撮影となりました。
この1月14日「地福のトイトイ」で本番を迎える「ワラウマ」も、今か今かとその日を待ちわびているように見えます。

そして初めて「ワラウマ」作りに参加した方々も、来年はさらに短時間で「ワラウマ」を完成させるに違いありません。

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