狐塚古墳
本日の阿東は、久しぶりに気温10℃以上もあり、小春日和でとっても快適♪
さて、今日は徳佐へウォーキングの下見に来られていた方々が、
観光協会のすぐそばにある「狐塚古墳」を見学したいと訪ねて来られました。
が、この古墳は、通常入口に鍵がかかっていて中には入れません。
なので、管理をされている阿東地域交流センターの方に来ていただき、
鍵を開けて貰い、せっかくなので私も同行させていただきました☆
御開帳~!!
古墳の入口は真っ暗で狭いので、一人ずつ石室へ下りていきます。
石室は石が組まれ丁寧な造りになっています。
一番奥は、四方を石で囲まれた玄室がありました!!
ここが、元々は人のお墓だったと思うとちょっと怖いな~(**)
中はとってもひんやりしています。
ここの古墳は、横穴式の石室をもつ前方後円墳で、
古墳の造られた年代は、6世紀頃で古墳時代の後期と言われています。
全長約35m、後円部の高さは約4m、石室の全長は約8m、玄室の長さは
約3.6m、幅約1.7m高さは約2mあります。
山口市内でも有数の大きな古墳だそうです。
昭和48年には当時の阿東町の有形文化財に指定され、
現在は山口市の有形文化財とされています。
このような立派な前方後円墳が造れるのは、当時の王権と関連があるからだそうで、
この地に強大な豪族がいたことが伺えます。
発掘調査の際には、勾玉、管玉、ガラス小玉、耳環、
鉄器(やじり・刀)の破片、須恵器(坏・壺・高坏・平瓶・子持壺)が
出土したそうです。
ちなみに、狐塚という名前ですが、ここの字名が狐塚と言うことから
狐塚古墳と名がついたそうです。
一体どんな権力者の方がここに葬られていたのでしょう???
気になるぅ~!!!!