蔵目喜 桜郷銅山跡農村公園
今日は、阿東蔵目喜地区にある「桜郷銅山跡農村公園」へ行って来ました!!
ここ蔵目喜は、生雲地区に隣接しているので、
生雲と勘違いされがちですが、かつては銅山で栄えていたので
人口も多く、小学校もあり活気にあふれる町だったそうです。
蔵目喜地区は、古くから、防長屈指の銅山として栄えてきました。
ここ桜郷鉱山は、その中でも中心的なヤマの一つです。
伝承によれば、古代に深さ30mにおよぶ銅鉱脈の露頭が発見され、
採掘・精錬された銅は、長門(長府)や周防(山口鋳銭司)にあった
鋳銭所(銭をつくる役所)の原料や、東大寺大仏の建立にも使用されたと
伝えられています。
桜郷鉱山は、約1200年間にわたり栄枯盛衰を繰り返しましたが、
昭和38年宇部興産の操業を最後にヤマの歴史を閉じました。
今では、山上にある露天掘り跡や宇部興産操業時の巨大な選鉱施設などが、
当時の繁栄したヤマの歴史を伝えるのみです。
では、桜郷銅山跡農村公園の散策スタート!!
階段があるので登りやすいですが、とっても急です(´Д`;)
途中、当時の名残を残す穴があります。
階段を上り切ると、上は意外と道が広いです♪
草や木が少ないのにびっくり。
第一露天掘
近くには、こんな立派な東屋も!!
第二と第三露天掘りは、かなり深く大きく、
橋がかけられていて、上からその深さを見ることができます。
キレイなブルーの岩場を発見!!
写真ではなかなか伝わりにくいですが、実物は見応えありますよ。
山上からは、美しい山並みと田園風景が見えます。
桜郷銅山には、今回初めて来ましたが、公園としてちゃんと整備されているので、
散策や軽い登山やハイキングにぴったりかと思います。
ただ、階段がかなりキツイので足腰丈夫な方向けです。
ゆっくり散策しても1時間あれば十分です。
今はひっそりしていますが、かつては人が行き交いここが
鉱業の発展を担っていたかと思うと、感慨深いものがありますね。
ここには、桜の木がかなりありました。
桜郷という名前の由来も、ここからきてるのかと想像できます。
来年は桜のシーズンにぜひ来てみます!!
とりあえず、この秋の紅葉も要チェックですね♪
山上の散策を終え下へ降りると、スタート地点横には、
今一番のおすすめスポット「風穴」があります!!
正直この時期の、桜郷銅山の散策は暑いのであまりおすすめしませんが、
この「風穴」には来る価値あり!!!!!
この穴から、そよそよと涼しい風が休むことなく吹きます
天然のクーラーそのものです!!
山から流れ出る、この小さな池の水もひんやりしていて、生き返るぅ~♪
萩の明神池の風穴とまではいきませんが、この穴からピンポイントで
涼風が吹くので驚きますよ
阿東にもこんなスポットがあったとは!!
ちなみに、ここは県道11号線沿い、その名も銅(あかがね)バス停近くから市道へ入ります。
バス停とこの看板が目印です!!字が薄くなっていて見えづらいですが。
橋を渡った先に、この看板が見えます。
ここからしばらく車で走り、左手に桜郷銅山跡農村公園があります。
知られざる阿東の避暑スポットおすすめです
近くの蔵目喜川も水が豊富で、景色も最高!!