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明日は嘉年で厄神舞!!

明日6日は、嘉年吉部野にある須賀社にて、「厄神舞」が20:00より行われます!!
厄神舞は、毎年秋の例祭日(旧暦10月初めの子と丑の日)の初日の夜8時頃から始まる。
平安時代長元6年(1033年)の夏、連日の酷暑の日が2ヶ月以上も続き、
稲は枯死、その上原因不明の悪疫が流行して里人は度重なる苦しみに喘いだ。
そんなある日、東天にわかに曇り、ものすごい雷鳴が鳴り轟き、
稲妻が走って大雨となった。激しい雨足、を眺めていた勘蔵という老人が、
西方の空から山上に光ながら降りてくるものを見た。それを見た勘蔵が、
もしかしたら神の救いがあるのではと、里人と共に山へ登ってみると、
二振り小太刀が大地に突き刺さっていた。里人達は、「これこそ神の恵み」と
小太刀を御神体とし、スサノオノミコトを祭神として社を建立し、神楽舞を
奉納した。やがて、猛威を奮っていた悪疫はやみ、明るい里が蘇った。
爾来、毎年止むことなく舞が続けられているという。
舞人は二人で、舞が進むと観衆が「エーマイノー、エーマイノー、
チャンチキマイノ、エーマイノー」と掛け声をかけ、そのうち舞・囃し・音楽の
三者一体となって、エスカレートし、遂に舞人は神憑り的となり、狂乱状態で
舞殿から飛び降り、神殿目指して走ろうとする。それを群衆が取り押さえ、
御幣を載せて休ませ正気に戻らせる。こうした舞が十数回繰り返され、
夜半に終了する。この狂乱状態を「ウツリ」と言い、神の所作だと言われている。

                       ~阿東五十年史より~
実は、7月の豪雨災害で須賀社のある吉部野地区は河川の氾濫と、
土砂崩れで、家や田畑が大きな被害を受けました。
広範囲に渡る甚大な被害だったのですが、地域の誰ひとりとして、
今年は厄神舞をやめようという声は無く、例年通り今年も
行われることとなったそうです。
戦時中も絶やさなかった「厄神舞」。
それぐらい地域にとって大切な神事ということです。
後継者も少なく、継続するのは大変なことですが、
地域一丸となって「厄神舞」を守っておられます。
私もまだ観たことがないので、明日しっかり観て来ます!!
よそでは決して見ることのできない歴史と伝統ある神事
「厄神舞」をぜひ観に来てください(^^)/